中村木材株式会社
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- 業種
- 卸売業・小売業
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- 所在地
- 一宮市城崎通6丁目24番地
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- 従業員数
- 76名
〈企業担当者〉
- 男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
- 社員から取得の要望があり、働きやすい職場環境づくりは社員の定着・確保にもつながるため取り組むことにした。
- 男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
- 法令改正に伴い就業規則を見直し、子供が生まれた社員に声掛けをするなどした。
- 取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
- 男性の育休制度の内容についての理解が浸透していなかったため、制度について調べ、疑問に答えられるようにした。
- 取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
- 人員の異動等をして、業務に支障が無いようにした。
- 定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
- 取得者から経験談を聞き、社内に周知した。
〈男性従業員〉
- 育児休業を取得したきっかけ
- 妻からの提案。お互いの両親が高齢になってきたため、上の子供を出産した時のようなサポートを受けることが難しいと判断したから。
- 育児休業を取得して良かったこと
- 生まれてきた子が毎日変化してゆく様子を日々感じられた。
新生児から子供の世話をすることで、よりかわいく思うようになってきた。
妻が心身共に回復できた。これから子育てで大切にしたいことを妻とたくさん話せた。
妻にまかせっきりだった上の子供の身支度や準備、世話の苦労が分かった。
妻と家事・育児の役割分担をするようになった。
育児に関する本がたくさん読めた。
上の子供の食事、睡眠時間を整えることができてきた。
子供が楽しく学校に行けるようになってきた。
上の子の保育園・学校行事に全て妻と一緒に出席できた。
子供が病欠でも育休中は安心して対応できた。
- 育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
- 育休を取得するにあたって、スタッフが充実した支店へ転勤になった。そのため異動元で私が担当していた業務のマニュアルを作成し、次の担当者へ引き継いだ。
- 育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
- 休みが取得しやすい環境にするためにも、日ごろから同僚が行っている業務にも関わり、共有する意識をもつようになった。休む前に気持ちよく送り出してくれた同僚がいることのありがたさを実感した。 同僚と職場の雰囲気を作ってゆく大切さに気付かされた。
- これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
- 制度があっても育休の申請をすることは勇気がいることです。 ひとりで抱え込まず、周囲に相談することが大切です。休業中は時間のゆとりはありますが、家事・育児であっという間に時間は過ぎていきます。数年先の子供たちの姿を夫婦で話し合い、育児を楽しんでいただけたらと思います。 そして、休むために支えてくれている同僚がいることは、とても貴重な存在。育休取得をきっかけとして、今働いている会社との向き合い方も見直す機会になると思います。
