企業の取組事例
(育児休業取組状況等の公表)

東洋工業株式会社

  • 業種
    業種
    建設業
  • 所在地
    所在地
    豊田市鴛鴨町新林130番地
  • 従業員数
    従業員数
    46名

〈企業担当者〉

男性の育児休業取得促進に取り組むきっかけ・背景
建設業でも2024年4月から残業規制が始まるが、残業時間の低減だけでなく家族との 時間を充実させることで従業員満足度を上げることの取り組みの一つとして男性育児休業取得促進を進めている。また、新卒採用の際にワークライフバランスの充実を叶えられる企業としてアピールポイントとしたい。
男性の育児休業取得促進にかかるこれまでの取組
管理職向けの育児休業制度理解のための勉強会実施。
制度変更のお知らせを掲示。
取得促進にあたっての課題とその解決策、工夫した点
今後の対象者が育児休業を取得してもらえるように定期的な制度理解のための取り組みが必要である。今回は、早い段階で休業の意思を確認していたためスムーズに業務の引継ぎができた。 今後も早めに相談できるような環境づくりを総務と管理職の中で進めていきたい。
取得者がいる職場の業務継続のために取り組んだこと
従来から1工場2人態勢で業務を進めており、緊急時に対応できるようにしている。今回は早い段階で育児休業の相談が総務部にあったため、対象従業員、上司、総務部で 情報共有をしてスムーズに引き継ぎや休業期間の決定等ができるようにした。
定着に向けて、更に取り組んでいることがあれば教えてください
育児休業制度の理解を深める。誰か1人が制度を理解しているのではなく社内全体での理解を深めるために定期的な講習や社内掲示等を検討中。
育児休業取得をしやすい雰囲気・制度づくり。育児休業を取得した際に人員確保が難しいため、負荷がかかる従業員に対して手当が出るようにするなど、取る側も取られる側も利益が出るような制度づくりを検討中。

〈男性従業員〉

育児休業を取得したきっかけ
2人目の出産に伴う、妻の入院時の1人目の育児及び出産後の子供2人に対する育児の協力の為に、育児休業を取得するきっかけとなった。
育児休業を取得して良かったこと
結果論にはなるが、2人目の出産後も子が入退院を繰り返した為、休業中でなければそうした急な対応等にも仕事をしながらだと中々難しい為、育児休業を取得して良かったと感じた。また、出産直後の育児の大変さ家族で分かち合える貴重な体験をできた事も良かったことと感じた。
育児休業の取得にあたり、円滑に業務を引き継ぐ上で工夫した点
休業する1〜2か月前より上司と相談し、打ち合わせ,業務内容等を共有(打ち合わせへの同席等)し、業務の引き継ぎを行った。
育児休業の取得経験を通して業務に生かせていること
業務の事前段取り等をなるべく早めに行う事により、懸念事項の洗い出しやそれに対する事前の対応ができ、業務の引継ぎ時の経験を生かせていると感じた。
これから育児休業の取得を検討している方へのアドバイス
自分は、妻と子供の入院等があった為、最低でも2週間程度の休業が必須であったが、そうした事に関わらず、育児に対して仕事から離れて真摯に向き合える時間は、人生を通じてもなかなか長期間に渡っては得る事ができない時間の為、その貴重な時間を取得できる事を会社や周りの方が推進してくれるのであれば、男性女性問わず率先して取得するべきと感じました。

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